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FIP(猫伝染性腹膜炎)のちゅんちゃんを引き取りました。

今年の春にしーちゃんと一緒に正式譲渡になりましたが、6月に里親さんからFIPを発症しましたと報告を受け、その後に引き取りました。

 

FIPとは猫伝染性腹膜炎という病気で確定診断が難しく、効果的な治療も予防法も確立されていない、猫にとって最も恐ろしい疾患と言っても過言ではありません。

発症した場合は亡くなる可能性が非常に高く、確定診断に至るまでに原因不明で亡くなってしまう子もいます。

この病気で何匹も看取って来ましたが、最後は食べれなくなってやせ細り、全身の炎症や発作で苦しんで亡くなります。

 

発症するのは1歳くらいまでの若齢猫が多く。発熱、食欲不振、体重減少、黄疸などの症状が起こり、腹水や胸水でおなかがふくれるウェットタイプ、神経障害が起こるドライタイプがあります。

 

進行が速いと診断後1ヶ月以内で亡くなってしまう可能性もあります。

(引き取った日のちゅんちゃん。)

数年前までは不治の病でしたが、今は未認可ですが治療薬があります。

ネットで検索するといくつか種類が出てきますので同じ病気で苦しんでいる猫さんがいる場合は調べてみてください。

 

扱っている病院は少数ですが、数年前までは緩和ケアをして看取ることしか出来なかったのが治療出来るようになったのであれば、やってあげるしかないと思い、引き取った翌日に病院に行ってお薬の説明を受けました。お薬は注射で体内に注入するタイプです。

(すでに神経障害が出て視力がほとんどありませんでした。)

かなり弱っていて体重も2キロくらいしかなく、トイレの段差を乗り越えられずに粗相してしまったり、2段ケージから落っこちたり、痙攣発作などの症状も出ていたので最悪の事態も覚悟していましたが、注射を初めてからは発作の回数も減り、食欲も少しずつ出てきました。

 

ちゅんちゃんは痛い痛い注射の時だけ怪獣のように唸って大暴れするので、ゴメンねゴメンねと言いながら毎日注射しました。注射は約3カ月、毎日時間を決めて打ちます。打ち損じて自分の手に何回か針を刺しましたが、強烈な痛みでした。

(病院ではとっても賢いちゅんちゃん。)

1月経ったくらいでかなり元気になり、トイレも普通に出来るようになり、ごはんも完食とだいぶ回復してくれました。

そして約3か月間、毎日注射に耐えたちゅんちゃん、その後は定期健診で様子を見ていく予定でしたが、注射を止めて1月経ったくらいでまた症状が出始めました。

 

嫌な予感がして検査をするとやはり再発していました。

 

そこで次は注射タイプではなく、飲み薬タイプのお薬を使うことにしました。

取り扱っている病院が東京にしかないので、往診してちゅんちゃんの症状を見てもらい、お薬の種類や投薬期間を相談することにしました。

(ずっとお家にいたいね。)

飲み薬はまだ始めたばかりですが数日で食欲も出て元気な頃のちゅんちゃんを取り戻しました。

また約3カ月継続してお薬を飲んで、その後は月に1度の診察で様子を見ていく予定です。

(時々、目見えてるんじゃないの?と思う瞬間も。)

猫と暮らしていると予想できない病気やケガ、または自分の生活環境の変化などがありますが、その時にその子にどれだけの事をしてあげれるかはその時の状況によって人それぞれだと思います。

 

しかし、その時に出来る最大限の事をしてあげないと、後々とても後悔すると思います。

 

病気の子を何匹も抱える事になれば全員を治療してあげるのは時間的にも金銭的にも困難です、コロナで大変な状況ですがカフェにご来店頂いたり、サポートメンバーに登録して頂けるととても助かります。宜しくお願いいたします。

 

ちゅんちゃん、絶対治してあげるからお薬頑張ろうね!

みなさん、応援宜しくお願いいたします!


保護猫カフェは通常のカフェの仕入れの他にも猫たちのごはんやお世話に必要な物資、定休日のお世話に掛かる人件費など、経費が非常に多く掛かります。コロナの影響で元々厳しい経営はさらに厳しくなっています。

これからもたくさんの保護猫たちが里親さんと出会える場所で有り続ける為に、皆様からのサポートをお待ちしています。

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